2005年05月08日

焚き火

焚き火をした。
三浦半島のさきっぽの海岸で。
はっきしいって最高だった。

メンバーはごうくんとおうきくんと僕。
ともかく、適当な場所にキャンプして焚き火をしようという計画でおうきくん家に集合した。地図をみて、この辺が良さそうだと適当に見当をつけて、車を走らせた。途中、渋滞につかまったり、美術館に寄ったり、漁港に寄ったり、何だか分からない丘に寄ったりしていたら時間が経ってしまい、夕闇が迫る中、なんどもうろうろと海岸ぞいを彷徨い、キャンプできそうな場所を探しまわり、かなり焦り、そして真っ暗になる寸前に最高の場所を見つけたのだ。

ほとんど人のいないビーチ。
焚き火に絶好の風、豊富にあるたきぎ、星空。
辿り着いてから、大喜びでたきぎを集め、盛大に燃やした。
それから、途中のスーパーで買った食材でバーベキューをし、三人でおおいに食べた。
そして、ずうっと飽きもせずに焚き火をつっついていた。

僕は、枯れた木を燃やし、炎が出て、それがおき火になったときの、真っ赤な宝石のような透き通った炎の色が大好きだ。ルビーとトパーズとガーネットが詰まっている宝石箱を覗いているようだ。ゆらゆらと揺らめくおき火をひとつ取り出して、じーっと見つめて、息を吹きかけたりして、また戻して、うっとりとしてしまう。

焚き火を見ながらいろいろ積もる話をしようと思っていたのだが、焚き火を見ていると、どうも黙ってしまう。黙りつつ夢中になってしまう。ぼくたち三人は三人とも同じぐらい”ものすごく”火が大好きのようで、キャンプ場所に着いてからずーっと火をいじり続け、眺め続け、夢中になっており、話すのもそっちのけであった。

真夜中になり、焚き火の周りでめいめい適当にねぶくろに入り眠った。
そして朝五時、朝日は海の向こうから上がってきた。
改めて、ものすごくいい場所を見つけたもんだと喜んだ。

そしてまだ消えていない焚き火を復活させ、また焚き火で遊ぶ。
もう12時間も燃え続けている。
一人が焚き火をいじり、残った二人はフリスビーをしたり、フライパンとボウルをラケットにしてボールを打ち合ってあそんだり、缶を立てて球あてをしたり、浜辺に打ち上げられている様々なモノを使って、あれこれと早朝から全力で遊んだ。僕はフリスビーが海に入ってしまい、それを取るためにジーパンのまま海に入ってしまい、ずぶぬれになったが、焚き火に当たっていたら乾いた。
最後に焚き火に海水をかけ、砂をかけて、後にした。
着ている服には濃厚に焚き火の匂いが染み込んでいた。

地図をみて、この辺だろうと当てずっぽうに目指しただけの、ものすごく適当な計画だったので、こんないい焚き火ができるとは思わなかった。こういう無計画の計画を楽しめる三人であったから、余計よかった。無類の焚き火好き三人であったから、なお良かった。

やっぱりいい。焚き火はいい。ものすごくいい。今回のキャンプは当初から意図的に男だけにしようという計画で進めていたのだが、全然むさくるしくなかった。焚き火に見とれていたからだ。僕は、めらめらとゆらめく火を見つめながら、いいなー美しいなーとつぶやきつつ、焚き火とかわいい女の子、果たしてどちらが長時間眺めていても飽きないだろうかと、考えていたとか、いないとか…。

投稿者 tsuyoshi : 2005年05月08日 02:40

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