2005年08月22日

谷川連峰、西ゼン

「遊び」という言葉は「真剣」という言葉の反対の意味として使われることが多い。
あるいは、「仕事」という言葉の反対だったりもする。
例えば偉い人に「遊びでやってるんじゃないんだ、これは仕事なんだ。もっと真剣にやれ」なんて言われたりして。

確かにそういう用法で「遊び」という言葉を使う時もある。
でも、「遊び」という言葉をそういう用法でしか使えない人とは、僕は一緒に遊びたくない。
なぜなら僕は「遊び」こそもっとも真剣にやるべきであると思っているからである。

というわけで、僕は先日、ものすごく真剣に遊んできた。
牧野くんと二人で、谷川連峰の平標山に突き上げる西ゼンという名の沢を登ってきた。

雨がパラついていたけれど、しっかり焚き火をし、真剣に焚き火に見入る。
翌朝はいい天気。真剣にナメ滝ではしゃぎ、真剣にスラブ帯を攀じる。難しくはないけれどスリップは絶対に許されない。
源流部を詰め、猛烈なヤブ漕ぎをし、平標山の頂上で昼寝をし、長い尾根を下る。
下山途中で雷雨になり、土砂降りの中をずぶぬれになりながら歩く。
無事に下山し、温泉に入り、東京へ戻る。
結局この日は12時間ほど歩いた。

沢に行くといつもそうなのだが、徹底的にくたくたになり、そして妙に精神が昂る。
今回の西ゼンでは、前日の焚き火や、緊張感のあるスラブ登攀や、ツメの部分での野獣になったようなヤブ漕ぎや、下山途中の土砂降りで、なにか人の中に眠っている野性とでも呼ばれるような部分を刺激されたのかもしれない。こういう経験は、自然と切り離されている都市での生活では感じづらいことだ。そしてとても大切なことだと思う。「自然」と「人間」との間にある距離の認識。

大切な事はしばしば、ものすごく真剣に遊ぶことによって分かる。
「遊び」は「真剣」の反対などではない。
その人の個人的辞書における「遊び」という言葉が表す範囲、言い換えれば「遊び」という言葉をどういう意味合いで使っているかは、如実にその人の価値観を表す。これは「仕事」や「勉強」などという言葉についても同様だ。


投稿者 tsuyoshi : 2005年08月22日 01:27

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コメント

私の母親も何年か前まで登山にはまってて、母の実家(私のじいさんの家)の近くが平標で、昔から何度も母親から平標はいいところだって聞かされていたんだけど、私はtuyoshi君達みたいに沢はムリなので、平標の山小屋あたりに泊まって(その前に母親の大昔の写真に載っていたあの山小屋はまだあるのかも不明(笑))、登山したいと思ってるのだ。そーいえば、クライミングも沢登もケイビングもやりたいけど手をつけてるのはクライミングだけだわ。。。。。。。やりたい事が山のようにあって、なかなか進まない。。旦那の趣味を現在私が全て引き継いでいるから、一杯一杯。。(^^;)旦那といえば、いまや、インドア派。。。。。。数年前と立場が逆転しちゃったんだわ。

投稿者 すわん : 2005年08月22日 19:52

すわんさんこんばんは。
平標はいい山だよ。沢から登るととっても大変だけれど、登山道から登れば大丈夫です。地図によると、平標山ノ家っていう山小屋が、頂上から30分ぐらい下った所にあるみたい。
僕はシーカヤックとパラグライダーをやってみたいです。機会があったらそのうちに。

投稿者 tsuyoshi : 2005年08月22日 23:52

山小屋まだあるみたいだねー。(笑)母親の昔昔のその昔の写真を見たことあったのだけど(でも、すでにカラー写真がある時代ね(笑))すごく綺麗な場所だった。お花畑っていうのかなー。しかも山小屋にはもういないだろうけど、クマとかっていうモコモコのワンコもいて、小屋の前には多分朝を知らせるような鐘?みたいなのがあったりして、写真の中ではそこは別世界だった記憶が、、、しかし、そんな沢があるっていうのも驚いたわ。パラグライダーやってみるべき!!!!お金は物凄くかかるけどね。。私は何ヶ月かやってたのだけど、落っこちて、木に引っかかって、迎えが来るまで何時間も木の上で過ごした経験があるのだ。。あれでさすがに怖くなってやめちゃったんだよね。。。。機会があればタンデム飛行でパラグライダーとスカイダイビングをやってみたい。

投稿者 すわん : 2005年08月23日 19:16

なんと、パラグライダー経験者だったとは。
いっつも、山から下る時、ここをパラグライダーで飛んでいけたらさぞかし楽だろうにと思うのだ。でもパラを運び上げるのが大変か。
お金がかかるってのが難点だな。山やってるだけでも結構お金はかかるのだ。そのお金を稼ごうとたくさん働くと、今度は山に行く時間がなくなる。

投稿者 tsuyoshi : 2005年08月24日 02:57

パラは専用のザックに積めて運ぶのだ。^^リュックのように背負って。でも、テイクオフの場所まで車で行ける所もあるみたいだね。

ほーんと、山ってお金かかるよね。。。私もいろんなメーカーのギアカタログを見ると物欲がとまらなくなる。。。。。(^^;)最近なんて、北海道でキャンプしてて「ん~なんだか私のコッヘル達、妙にでかくないか???」(10年前にバイクでキャンプしたくて買ったのだけど、当時の雑誌には一人用。。とかって書いてあったのに・・)そう思ったらコンパクトなのが欲しくなったけどガマンガマン。。。。山用のテント?軽そうだしちいさくていいじゃん!!ガマンガマン。。

投稿者 すわん : 2005年08月24日 12:47

山登りって、荷物を全部自分で背負うから、あれもこれもだと重くなりつらい。でも必要なモノはやはり必要。だから、僕は「これは絶対必要」だと思えたら、高くても買うよ。でも、必要を越えた物欲だったら、たとえ安くても買わない。このへんのさじ加減の絶妙さも、山の楽しみの一つかも。だから、オートキャンプのように、車であれもこれも運べるのだったら、モノに対する葛藤が薄いから、あんまり美しいとは思えない。

投稿者 tsuyoshi : 2005年08月26日 17:22

スワンさんとの会話にお邪魔してしまいますが、いいよね?!
スワンさん初めまして。

毅史君、たくましくなったねー。
私が会った時は、髪の毛が長かったから、かな?
まだまだ少年という雰囲気が残っていた気がするけど、
男を感じたよ。(笑)ヘルメットのせい???

ところで、こうやってコメントできるのって全然知らなかった。

沢登りの写真とってもいいねー。
楽しんでいるのが伝わって来ます。

そうそう、パラグライダー、私もやってみたい。
夫の親友が、パラグライダーに夢中になり、弁護士を辞めて、
エジンバラの自分の家を売り、オーストラリアに移住、
パラグライダーのインストラクターになりました。
イギリスで弁護士はかなりの稼ぎがあるから、誰もが止めたけど、
夫だけは彼に勧めていました。
そして、彼は今最高に幸せなんだって。
パラグライダーを見る度、自由になった彼を思い出しては、
私たちもいつかやりたいねー。って話しています。

自由の身といえば、私も週休5日の生活になり、
今朝で4回目の水泳を楽しんできました。
昨日、仕事が終わった瞬間はとっても疲れて、
今朝起きるのがやっとだったけど、泳いで血の循環がよくなり、
肺にたくさんの酸素を入れると、身体のむくみも取れ、心地よい疲れとなっています。
これから、家事に勤しみます。
では、またねー。

投稿者 みゆき : 2005年08月26日 20:51

うーん。毅史君もやっぱりうちの旦那と一緒の考えなんだな。
やっぱり必要なものは高くてもね^^私の場合は同じものでもいかに安い店を探すかが勝負(笑)それにしても。。。地下足袋履いて沢登りわたしもやってみたいのだ。今の時期は気持ちよいだろうなー。あー。谷川岳行きたい。。。山に登りたい。

●みゆきさんこんばんは。泳いだりウォーキングしたりって、何気に身体にいいというか、気持ちよいですよねー。やりすぎないのがPOINT!!ノンビリ水泳の後の心地よい疲れってホントに気持ちいい^^私は水泳した後って気持ちよすぎて昼寝しちゃうんですけどね。(笑)家事がんばってください~

投稿者 スワン : 2005年08月26日 21:10

すわんさんこんばんは。
みゆきさんお久しぶり。元気そうでなによりです。

僕はたくましくはなっていません。きっとヘルメットのせいでしょう。ヘルメットを取れば、元の木阿弥です。よれよれです。

本当なら、木、金曜日で、単独で沢登りに行く予定でした。でも台風が来たので見合わせました。残念。
単独で沢に行くと、とても緊張します。家を出る時のひりひりした切なさっていったらありません。でも、沢の、自然の女性性に恋している身にとって、単独行はあるべき姿の一つだとも思うのです。登攀要素の高い沢にはまだ一人では行かないけれど。

コメントは、当初はできないようにしていたけれど、あるときからできるようにしました。
コメントをできるようにするか否かは、いつもなかなか悩ましいです。BBSを設置するかどうかも悩ましいです。いまのところこれで行くけれど、また突然変えるかもしれません。いまだに試行錯誤してます。(でも、いつだってコメントやメッセージはとても嬉しいです。)

ではでは

投稿者 tsuyoshi : 2005年08月27日 03:50