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2006年11月09日
詩「ひとりのりのこぶね」
詩
「ひとりのりのこぶね」
ひとりのりのこぶね
ぼくがのってるひとりのりのこぶね
あっちのはおとうさんのこぶね
そっちのはおかあさんのこぶね
ちょっとずつだけぼくのとにてる
みいちゃんちいちゃんけいくんよっちゃん
せんだんをくんでたからじまをさがし
ひみつのいりえのどうくつにちずをかくす
(きゅうしょくをたべていたころのはなしだ)
そのこぶねをみかけたのは
なみのないよる かざかみのほうがく
ずっととおくにちらっとみえた
すぐにぼくはコンパスをあわせ
それからそっちのほうを
まいにちかくにんするようになった
(まだせいふくをきていたころのはなしだ)
あるひぼくはたびだった
ちちよははよおげんきで
そしてなまえのしらないうみで
みたこともないさかなをおっていたとき
またあのこぶねがあらわれた
ぼくはめをつむりとびこんだ!
そしてなみにもみくちゃにされながらしずんでいく
はなからくちからかいすいがはいり
まっくらなうみのそこへひっぱられていく
ぼくはめちゃくちゃにてあしをうごかして
やっとじぶんのこぶねにはいあがり
たくさんのかいすいをはいた
(がっこうをそつぎょうしたころのはなしだ)
どうやらきぜつしていたらしい
きがつくとあのこぶねがちかづいてくるのがみえた
ぼくたちはこぶねをくっつけて
たくさんのかいすいをかけあった
でもあるひ
こっちにうつろうとしてきたものだから
ぐらっとゆれててんぷくしそうになって
ぼくはそのこぶねからはなれていった
(げんきにしているのだろうか)
ひとりのりのこぶね
ぼくだけでまんいんのひとりのりのこぶね
しずかなよるにみみをすますと
みえないけれどすぐちかくから
あのこぶねのなみおとがきこえてくる
2006.11.9 tsuyoshi
投稿者 tsuyoshi : 2006年11月09日 01:20
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