2008年12月08日

「Altai Eclipse」展示の様子

calcutta cafeでの二週間の写真の展示が無事終わりました。
ほんとうにたくさんの方に来ていただきました。
二週間で僕は20回ぐらいカフェに出向き、いろいろな方とお話しました。
こんなに短期間に、こんなに集中的にたくさんの方とお会いすることは、普段はありえないことなので、終わってしばらく経った今でも、なにかすこしぼーっとしてます。

来ていただいた方、ほんとうにありがとうございます。
来ていただいたのにお会いできなかった方、ごめんなさい。
都合がつかなくて来れなかった方、またの機会にお会いしましょう。

以下に展示の様子と、会場で配った紀行文(ブログに載せた紀行文を書き直したもの)を載せておきます。

AltaiEclipse_web.jpg


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アルタイ山脈 エクリプス紀行
本郷毅史

 皆既日食(Total Solar Eclipse)とは、太陽が月に完全に隠される現象のこと。そのとき空はにわかに暗くなり、太陽の周りに普段は見ることのできないコロナが現れる。

 夏の初めごろ、八月一日にロシアや中国で皆既日食が起こると聞いた。
 カナダの北部からはじまり、グリーンランドの北を通り、西シベリアを縦断し、モンゴルと中国の国境あたりをかすめ、西安の少し先で終わるとのことだった。八月一日の日食が起きる時刻にこの帯の上のどこかにいれば、皆既日食が見れるのだという。時間は条件のいい場所で二分前後。でも、そのとき雨や曇りだったら見れないし、晴れていてもその瞬間だけ雲に隠されたらコロナは見れない。僕はロシアのアルタイ山脈に、皆既日食を見に行くことにした。

        *

 成田から北京へ飛び、飛行機を乗り換えて西シベリアの中心都市ノボシビルスクへ飛ぶ。そこから寝台列車でビースクへ。ビースクからバスに乗り換えアルタイ共和国の中心都市ゴルノアルタイスクへ。ゴルノアルタイスクで食糧その他を買い込み、ミニバスに乗りアルタイ山脈の奥へと進み、チビットという小さな村でおりる。そしてそこからはトレッキングになる。目指すはアルタイ山脈の奥深くにある、シャブリンスキー湖。

 チビットから重い荷物を背負い歩き出す。山小屋などはないので食糧その他をすべて背負わなくてはならない。三日後の夕方に皆既日食が起こる予定なのだが、シャブリンスキー湖まではちょうど三日ほどかかりそうなので、あまり休んではいられない。
 村をぬけ、濁流が流れる広い谷を数キロさかのぼり、谷底にある壊れかけた橋をおそるおそる渡り、針葉樹林の森の中を峠を目指して登る。一日目は橋を渡って少し登ったところでテントを張る。夜、空を見上げると、天の川がくっきりと見える満天の星空だった。

 次の日も朝早く起きて歩き出す。樹林帯の上り坂を汗をかきながら登り、やがて樹々がなくなり草原になり、昼すぎに峠にたどり着く。峠は見渡す限り広大な草原になっていて、ゆるやかな風が通り抜けていた。なだらかな下り坂をずっと下り、やがていくつかの細い流れが合わさった川沿いを歩くようになる。休憩したときに靴と靴下を脱ぎ、疲れた足を川にひたすと、あまりに冷たくて、二三秒しか入れられない。高山植物の花がそこかしこに咲いていた。ときおり濃いピンク色の花を付けた高山植物の群落があり目を奪われる。やがてまた標高が少し下がり、樹林帯になる。二日目は朝から晩まで十二時間ほど行動し、樹林帯の中でテントを張る。緯度が高いため日が長く、夜の九時ごろまで明るいので、長い時間行動できるのがありがたい。

 三日目も朝早く出発する。この日の夕方が皆既日食が起こる日だった。歩き出して二三時間あたりでシャブリンスキー湖がある谷へと入っていく。広い谷で、いかにも氷河が後退してできたという地形をしている。谷底を流れるシャブラ川がときおり小さな湖になったり、蛇行して湿地帯になっていたりして、飽きることがない。やがて遠くに雪を抱いた山が見え始める。雪山は徐々に大きくなり、やがてすこし急な坂を登ると、目的地としていたシャブリンスキー湖が現れた。湖岸の道を歩き、適当な場所にテントを立てる。しかしまだ樹林帯の中で、谷の底でもあるので、対岸の尾根に太陽が隠されてしまう。地図を見るとさらに奥に湖があるので、不要な荷物をテントに置き、撮影機材だけの軽装でさらに上を目指す。

 シャブリンスキー湖をぬけると樹林帯は終わり、やがて氷河が後退したときにできる大きな岩が堆積したモレーンの上を歩くようになる。どんどん谷の奥へと進み、巨岩の間を縫うように歩くと、やがて奥の湖が現れた。湖の色は石灰質が溶け込んでいるのか白濁した水色をしている。すぐ先には氷河の先端があり、その上にはいく筋もの氷河を身にまとったクラサービッツァ峰がそびえ立っている。すばらしい場所だ。

 谷の斜面を登り、湖を見下ろす位置に着き、ここらへんでいいだろうと大きな岩の上に腰を下ろし、日食を待つ。左手にクラサービッツァ峰、正面に谷の反対側の尾根があり、太陽はその尾根の上あたりに位置していた。景色はこのうえなく美しいが、太陽はいつもと変わらない。これからこの太陽が隠されるなんて信じられない。わざわざこんな場所にまで来て、何も起こらなかったというのでは困るのだが、それでも、本当にこれから暗くなり、皆既日食が起こるとはとても信じられない。太陽はいつだって頭上に輝いているものなのだから。
 どこかの天文学者がきっと難しい計算をして出したのであろう皆既帯の上に確かにいるはずなのだけど、本当に計算はあっているのかと思ったりしながら、皆既日食の時間が近づくのを待つ。

 やがて、先ほどより明らかに暗くなってきていることを感じる。辺りの景色がサングラスをかけたときのように見える。「これから何かが起こる」という、ただならない予感がしてくる。肉眼で太陽を見ると明るすぎて欠けていることが分からないが、日食グラス越しに見るともう弓状になっている。そしてその弓がどんどん細くなっているのがわかる。そろそろはじまるなと思いながら眺めていたら、急に辺りが暗くなり、唐突に皆既日食が始まった。太陽が月に隠される最後の瞬間に、その一点が赤く光ったように見えた。

 そして白い環が現れた。息をのみ、目を凝らす。それはいままで決して見たことのない、異様な光景だった。太陽と月が完全に一致し黒い円となり、その周りにコロナが、白い環となり浮かび上がっていた。直視してはいけないものを直視しているのを感じ、パンドラの箱を開けてしまったような、もう取り返しのつかないことをしているのを感じる。
 しかしそれも数秒間の出来事で、次の瞬間にはコロナの上に分厚い雲が覆いかぶさり、隠されてしまう。そしてそれからはときおり薄くなった雲の向こうからしかコロナは現れない。もう一度はっきりと現れるのを祈るように待っているうちに、雲の向こうから太陽の光が差し込み、皆既日食は終わった。もう二分間が経ってしまったのかと驚く。二分間がこんなに短いと感じたことはなかった。皆既日食が終わってもしばらくは部分日食のため薄暗かったが、やがて周囲はまた元の明るさに戻り、太陽は何事もなかったかのように谷のむこう側の尾根に沈んでいった。

        *

 あの光景を見て以来、何かを「もっていかれた」気がしてならない。
 そうなる予感は十分すぎるほどあり、だからこそわざわざアルタイ山脈まで出かけたのだが、やはり、そうなってしまったようだ。
 日常の中に、一瞬だけ何かがなだれ込むような光景だった。そしてたった一回しか見ることのできない光景だった。太陽は日の出と日没を繰り返し、月は満ち欠けを繰り返す。そういう円環的なリズムの真ん中を、突如貫くように現れた光景だった。
 宇宙的な規模の出来事に居合わせたことの驚きには計り知れないものがあった。自分が卑小な存在に思えるなどという出来事ではなかった。自分が無化され、あらゆる所属から一瞬だけ解除されるような出来事だった。
 アルタイ山脈の山奥で、あの光景と出会って以来、僕は次の日食、その次の日食、これから先起こる日食のことばかり考えるようになっている。

投稿者 tsuyoshi : 00:24 | トラックバック

2008年11月24日

「Altai Eclipse」展示は今週末(30日)まで

calcutta cafeでの写真の展示がはじまり、連日多くの人と出会い、話しています。
来ていただいた方、ほんとうにありがとうございます。

カフェでの展示なので、写真を前に、お茶をしながらあれこれと話せるのがとてもいいです。
住んでる場所がカフェから近いので、僕がいないときに来られた場合、店主のじょーさんから連絡が入り、すぐに行くことができるのも、この場所で展示したことのメリットです。

このように、多くの人と立て続けに会い、話すというのは、考えてみれば、旅の途中はよくありました。
ジンバブエのハラレ、ナイロビ、ブダペスト、イスタンブール、エスファハン、ラサ、カトマンドゥ、バラナシ、ブッダガヤ等々、それぞれの街の安宿で多くの人と出会い話していました。
そしてその中でも、おそらくもっとも多くの人と出会い、話したのがカルカッタでした。
ここ阿佐ヶ谷のカルカッタカフェでも、ありがたいことに、あのときと同じような感じで、多くの人と出会い、話しています。

展示は今週末(30日)までです。

土日はずっとカフェにいる予定です。
平日に来られる方は、事前に連絡をいただければ、いつでもカフェにいるようにします。
夜の7時以降ならば、だいたい阿佐ヶ谷にいるので、直接店主のじょーさんに言って
呼びだして下さい。(平日の昼は、無理のこともあります。)
お会いできること、楽しみにしています。


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「Altai Eclipse」

8月1日にロシアのアルタイ山脈で皆既日食が見れると、夏の初めに聞いた。
皆既日食とは太陽が月に完全に隠される現象のこと。そのとき空はにわかに暗くなり、太陽の周りに普段は見ることのできないコロナが現れるのだという。僕は皆既日食を見に行くことにした。

日本から西シベリアのノボシビルスクへ飛ぶ。そこから寝台列車とバスを乗り継ぎ、小さな村でおりる。アルタイ山脈を奥へ奥へと歩く。峠を越え、高山植物が咲き乱れる草原をぬけ、氷河に削られた広い谷をさかのぼり、雪山を背にしたシャブリンスキー湖にたどり着く。8月1日午後5時半過ぎ、僕は湖を見下ろす大きな岩の上に腰かけ、皆既日食が始まるのを待った。

月と太陽の円環的なリズムを貫くように現れる白い環
それはあまねくものへと開かれた光景
扉は数分間だけ開き
そして何事もなかったかのように閉じた


 ***


「Altai Eclipse」

期間:2008年11月16日(日)〜11月30日(日)
場所:calcutta cafe
open:chai time 12:00〜15:30
Dinner time 18:00〜21:30
(15:30から18:00は閉まっているので注意)
定休日:月曜(期間中17日、24日は定休日)

土日は阿佐ヶ谷駅には中央線の快速は停まらないので注意して下さい。
カフェなので1オーダーお願いします。

紀行文はこちらです「アルタイ山脈、エクリプス紀行

投稿者 tsuyoshi : 17:24 | トラックバック

2008年11月09日

「Altai Eclipse」展示の準備をする日々

写真の展示の準備をする日々です。

今回のロシア、アルタイ山脈の写真は、おもに67判という大きなカメラで撮りました。フイルムはネガカラーフイルム。

撮った中からどれをプリントするか選び、何度も暗室に入り、自分でプリントしています。
カラー暗室は、モノクロとは違い、完全に真っ暗な中での作業になります。(モノクロの暗室は赤い光が点いている)

引伸し機にネガをセットし、カラーフィルターと露光時間の値をセットし、明かりを消し、印画紙をイーゼルに置いて、露光のボタンを押すと、真っ暗闇のなか、セットした秒数だけオレンジ色の光が印画紙に投影されます。

光が、印画紙に吸い込まれていく様子をじっと見て、露光が終わったらまた真っ暗ななか、手探りで印画紙を自動現像機の中に入れ、蓋をして、部屋の明かりを点けます。

しばらくしたら自動現像機からプリントされたものが出てきます。
それを見て、濃さや色を判断し、露光の秒数やカラーフィルターの数値を変え、またプリントするということを繰り返し、ときにどういう色に近づこうとしているのか分からなくなり、ものすごく微妙な色の間を行き来したりしながら、すこしずつ「これ」と思えるものに近づけていきます。

暗闇の中で色を探し、光を紙に焼き付けるという作業には、なにかとても夢中にさせられるものがあり、暗室に入っているときは、時間の感覚がおかしくなります。暗室に入っている間はずっと、とても深く集中し充実した時間をすごし、終わってみると、思いのほかへとへとになっています。
そうやって何度も暗室に入り、時間と労力(とお金…)をかけ、一枚一枚プリントし、自分の手で額装したものを、展示する予定です。

今回の写真の展示は、はじめの一歩です。
これからずっと、撮り続けることになるであろう日食の、一回目。
(正確には日食そのものではなく、日食に表象される「なにか」を追っているのだと思っています。)

日食が、世界に「開いていく」ような、祝祭的な出来事だとしたら、
このように写真を展示することは、ささやかな形ではあるけれど、自分がいままでやってきたことを、社会に「開いていく」ことでもあります。

そのような第一歩を、自分がいま住んでいる町で、友人たちのつながりの中から出会い、自分にとってとても大切な出来事のあった都市の名前を冠した場所で開くことができることが、嬉しいのです。

すこしずつ、でも確実に。
今いる場所から世界へと、開いていくこと。

「世界」ということばが何を指し示すのかは、そのときどきにより様々だけれど、遥かな場所からとても身近な場所までを、ゆるやかに含んでいるのだということに、このごろ自覚しつつあります。

一年ほど前、僕は「次の十年、「根」と「葉」について」という文章を書きました。
それは、三十を前にして、次の十年、「自分」が「世界」とどう関わっていきたいのかを、一本の木ありかたをヒントにして書いたものでした。今回の写真の展示は、あれから一年とすこし経ち、31歳になり、あのときは種になったと思っていたものが、ようやく一枚の葉を生やした、といった感じです。ささやかな形の展示ではあるけれど、こうやって一年前に願ったことが、具体的な形になることがとても嬉しいです。(それにどんなことだって、はじまりはささやかで小さいものなのだ)

展示は16日からです。

期間中土日はカフェにいる予定です。
平日もなるべく居ようとは思っていますが、
事前に連絡をいただければ確実です。
このように展示することは、普段なかなか会えない友人や、
まだお会いしたことのない方とお会いできる機会だとも思っています。
お会いできること、とても楽しみにしています。


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「Altai Eclipse」


8月1日にロシアのアルタイ山脈で皆既日食が見れると、夏の初めに聞いた。
皆既日食とは太陽が月に完全に隠される現象のこと。そのとき空はにわかに暗くなり、太陽の周りに普段は見ることのできないコロナが現れるのだという。僕は皆既日食を見に行くことにした。

日本から西シベリアのノボシビルスクへ飛ぶ。そこから寝台列車とバスを乗り継ぎ、小さな村でおりる。アルタイ山脈を奥へ奥へと歩く。峠を越え、高山植物が咲き乱れる草原をぬけ、氷河に削られた広い谷をさかのぼり、雪山を背にしたシャブリンスキー湖にたどり着く。8月1日午後5時半過ぎ、僕は湖を見下ろす大きな岩の上に腰かけ、皆既日食が始まるのを待った。


月と太陽の円環的なリズムを貫くように現れる白い環
それはあまねくものへと開かれた光景
扉は数分間だけ開き
そして何事もなかったかのように閉じた


 ***


「Altai Eclipse」

期間:2008年11月16日(日)〜11月30日(日)
場所:calcutta cafe
open:chai time 12:00〜15:30
Dinner time 18:00〜21:30
(15:30から18:00は閉まっているので注意)
定休日:月曜(期間中17日、24日は定休日)

ただし初日の16日のみ
chai time 12:00-15:00
Dinner 19:30-21:30。
のオープンになります。

詳しい道順はこちら
なお土日は阿佐ヶ谷駅には中央線の快速は停まらないので注意して下さい。
カフェなので1オーダーお願いします。

紀行文はこちらです「アルタイ山脈、エクリプス紀行



投稿者 tsuyoshi : 04:16 | トラックバック

2008年10月17日

「Altai Eclipse」写真展示のお知らせ

阿佐ヶ谷にあるcalcutta cafeで、今年の8月にロシアのアルタイ山脈で撮ってきた写真の展示をします。

土日はなるべくカフェにいようと思っています。
事前に連絡をいただければ、平日でも行くことができます。
カフェから徒歩数分のところに住んでいるので、
店主のじょーさんに言っていただければ直接呼びだすこともできます。
店主がひとりで切り盛りされているとてもちいさな、女の子の部屋のようなカフェで、
男が一人で入るには若干躊躇するかも知れませんが
ひるまず入って下さい。
はじめましての方、久しぶりの友人、よく会う友だち、等々、
お会いできること楽しみにしています。


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「Altai Eclipse」


10-16-2008_001web.jpg
(ロシア、アルタイ山脈、アッパーシャブリンスキー湖、皆既日食30分前の写真。まだ普段とほとんど変わらない明るさ。)


8月1日にロシアのアルタイ山脈で皆既日食が見れると、夏の初めに聞いた。
皆既日食とは太陽が月に完全に隠される現象のこと。そのとき空はにわかに暗くなり、太陽の周りに普段は見ることのできないコロナが現れるのだという。僕は皆既日食を見に行くことにした。

日本から西シベリアのノボシビルスクへ飛ぶ。そこから寝台列車とバスを乗り継ぎ、小さな村でおりる。アルタイ山脈を奥へ奥へと歩く。峠を越え、高山植物が咲き乱れる草原をぬけ、氷河に削られた広い谷をさかのぼり、雪山を背にしたシャブリンスキー湖にたどり着く。8月1日午後5時半過ぎ、僕は湖を見下ろす大きな岩の上に腰かけ、皆既日食が始まるのを待った。


月と太陽の円環的なリズムを貫くように現れる白い環
それはあまねくものへと開かれた光景
扉は数分間だけ開き
そして何事もなかったかのように閉じた


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「Altai Eclipse」

期間:2008年11月16日(日)〜11月30日(日)
場所:calcutta cafe
open:chai time 12:00〜15:30
Dinner time 18:00〜21:30
(15:30から18:00は閉まっているので注意)
定休日:月曜(期間中17日、24日は定休日)

ただし初日の16日のみ
chai time 12:00-15:00
Dinner 19:30-21:30。
のオープンになります。

詳しい道順はこちら
なお土日は阿佐ヶ谷駅には中央線の快速は停まらないので注意して下さい。
カフェなので1オーダーお願いします。

紀行文はこちらです「アルタイ山脈、エクリプス紀行



投稿者 tsuyoshi : 10:44 | トラックバック

2008年10月08日

日食の写真を展示します

ひょんなきっかけで阿佐ヶ谷にあるちいさなカフェの店主じょーさんに出会い、ロシアのアルタイ山脈で撮ってきた写真をカフェの壁に展示させてもらえることになりました。

場所はcalcutta cafe
期間は11月16日から11月30日(月曜は定休日)

その他詳細は決まり次第また更新します。
ぜひ来て下さい。


紀行文はこちら「アルタイ山脈 エクリプス紀行

投稿者 tsuyoshi : 01:06 | トラックバック

2007年11月16日

写真展とお話のおしらせ(追記あり)

11月26日まで京都造形芸術大学でちいさな写真展をしてます。
去年の5月に大阪のCASOという場所で展示した写真をも一度使ってます。あのときはナトリウムランプで色がなくなってたけど今度はちゃんとカラーです。

最終日の26日には「地球大学@京都造形芸術大学」というレクチャーシリーズの第四回として竹村先生とお話する予定です。喜望峰からの旅の話と、水源域の撮影の話などをできたらと思ってます。偶然ですがいま東京ミッドタウンで開催してる「WATER展」という展覧会のスーパーバイザーを竹村先生がされてるので、水の話などもできたらと思ってます。一般の方も全然大丈夫なので関西方面に住んでいる方はぜひ来て下さい!

(20日追記:26日に新作の水源域の写真を一枚か二枚持って行きます!)


場所:
京都造形芸術大学 人間館1F 地球回廊ブース内(アクセス

期間:
2007年11月14日(水)ー26日(月)
9:00−20:00 入場無料 日曜休館

11月26日(月)18:00ー20:00
本郷毅史 × 竹村真一先生
地球大学@京都造形芸術大学 第四回「新しい地球観」(で、でかいテーマだ…)


*コンセプト文とポスターと会場の様子を載せておきます。

本郷毅史写真展
喜望峰ー日本 「一番遠い場所をここにつなげる」


「一番遠い場所」から日本を目指して自転車で旅をする。ある日そう思い立ち、アフリカの南端喜望峰に行き、自転車を漕ぎはじめた。当初は二年で戻って来れるだろうと思っていたが、世界は思った以上に大きく、僕は予期せぬほどに旅に魅了され、結果三年五ヶ月かかった。

日本を目指して自転車を漕いでいる時、あまりにも遠い、という思いをしばしば抱かされた。しかし黙々と漕ぎ続けていたらいつしか日本に辿り着いていた。自転車で旅をするということは見知らぬ場所と場所を一本の糸でつなげていくこと。そしてそうやって「一番遠い場所」からつなげてきた糸を、最後に生まれ育った場所につなげることで、世界が、自分の身体と地続きにあるということを知ることができた。

世界は、テレビや新聞記事のむこう側にあるのではなく、自分のいる場所から「一番遠い場所」までずっと、皮膚一枚隔ててつながっているのだということ。喜望峰のような遥かな場所も、直接「ここ」につなげることができるのだということ。そういう当たり前のことを、黙々と自転車を漕ぐことで、身体に染み込ませていったのだと思う。

ここに展示している写真は、むこう側の光景ではなく、自転車に乗って見た光景。僕の目の前、皮膚一枚隔てた外側に、目も眩むような世界が展開されていた。


投稿者 tsuyoshi : 00:57 | トラックバック